日々、好日。

うつわや日本の手仕事、日々のことを綴っています。

北欧のヴィンテージカップ

日本のうつわ好きではありますが、

北欧の食器も好きです。

ものにもよりますが

日本のうつわと北欧の食器って合うんじゃないかな、、と感じていて

日々研究中です。

 

北欧のヴィンテージカップでティータイム。

先日、東京蚤の市のなかの北欧市で購入しました。

フィンランドの食器メーカー・アラビアのルスカという名前のティーカップです。

釉薬のかかり方がひとつずつ異なっていて、

同じものがないんです。

ひとつ選ぶのにも時間かかります…。

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ルスカとは紅葉という意味です。

 

紅葉って、日本と北欧にしかない言葉なんだそう。

そんな国に生まれたことに感謝。

 

ちなみになかは煮出しミルクティー。

少しだけ、お砂糖を入れるのが我が家流です。

豚しゃぶ×うつわ

なかなか、タイムリーに更新できず、

一昨日のごはんから。

ズボラな簡単ごはん。

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白いプレートがけっこう大きく、

豆皿もおいて2品になりました。

ココットはスープたっぷり入りました。

 

お茶は緑茶より焙じ茶が好きです。

え〜?って言われることが多いのですが、、。

なにより、ほっとするんですよね。

 

スカビオサ×一輪挿し

益子での戦利品がもうひとつ。

 

岩田智子さんの一輪挿しです。

あくまでシンプルな直方体なんですが、

少し歪なかたち、色合い、質感がとても魅力的です。

 

でもやはり花器それだけでは、少し物足りないかな…。

てことで、小さな花を活けてみると、

うつわも花も、単独より綺麗に見えるんです。

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緑色が映えるうつわです。

ちなみにこちらはプレーンな状態。

 

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グレーベースに少し赤みがかった色、

表面の貫入がまたいい味を出しています。

 

ちなみに花はスカビオサ、と言うそうです。

花の名前を知ってる人って素敵だなーと思い憧れながら、

なかなか覚えられません…。

備忘録として。笑

 

お花を活けることは

時間と心に余裕があるときでないと

なかなかできないのですが、

参考にしたい、好きな本があります。

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谷匡子さんの「花活けの手びき」と

平井かずみさんの「いつも、花のこと。」

決して煌びやかなアレンジではなく、

花や緑の自然に近い活け方をしているような気がします。

うつわもどれも素敵です。

 

岩田智子さんの一輪挿しも、

「くさのうつわ」というそうです。

花束では脇役になるような花や緑を

主役にしてくれそうな、そんな花器です。

笠間と益子2015春③

うつわだけでコーディネートしてみました。

 

和食を想定。

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我が家はお味噌汁は滅多に作らないので、

ちょっと物足りないかんじですね…。

漆のお椀が欲しいな。

 

こちらは洋食を想定。

 

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ハンバーグやとんかつ。

ココットにはスープやサラダを。

 

これだけでも結構イメージ膨らむかも?

 

笠間と益子2015春②

益子での出会い。

 

岡田崇人さんの中鉢。

土に色をのせてベースの土に薄く重ね、削ることで模様をつくる。

文章にするのは難しい…。汗

釉薬は透明だそうです。

ほんと、いろんな技法があるんですね。

浮き出る柄も懐かしい気持ちにさせるような、

どこかほっとするデザインです。

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大きさは、

飯椀より少し大きめ、少し深めです。

ちょっとした小丼、お茶漬け、豚汁、お雑煮に…と思っています。

 

こいずみみゆきさんの7寸平皿。

陶器をつくる土と磁器をつくる土を合わせてつくるため、

水分が染み込みにくい性質となっています。

 

我が家は旦那様の帰りが遅く、

お皿に料理を盛ってから数時間置いておくこともしばしばあります。

陶器はどうしても不安だったのですが、

なんとこちらはその使い方ができるのです!

電子レンジもOK。

優しい風合いはありながら、

磁器と同様、とても使い勝手のよいプレートです。

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さらに、7寸はひとりぶんのメインおかずをのせるのに

丁度良い大きさ。

毎日使いたいお皿です。

 

佐々木康弘さんの箸置。

いろんなかたちや色の組み合わせがあったのですが

悩みに悩んでこちらを選びました。

 

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釉薬の色がなんとも益子っぽくて、

釉薬のかけ分けをした

カップやプレートもとても素敵でした。

笠間と益子2015春①

笠間ギャラリー回廊での出会い。
 
山下秀樹さんのココット。
有田で修行されたらしく、
手作りなのに形が整っていてきれい。
グラタン皿は
ぽってりしたかたちの南欧風的なものや厚みのあるものが多くて、
なかなか好みのうつわに出会えていなかったのですが、
山下さんのココットは
手持ちが主張しすぎず、少しムラのある深い焦茶が渋く
モダンな感じがとても良いのです。

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グラタンでも、サラダでも、スープでも、なんでも使えそう。

電子レンジ、オーブンOKです。

 

阿部慎太朗さんの長皿。

陶器市でも出店されていて、

気になっていた作家さんでしたが、

ギャラリー回廊でも出会いました。

陶器市にはなかったこの大きさの長皿に一目惚れ。

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焼き魚や和食にと長皿を探していましたが、

この質感は洋食にもあいそうです。

 

立ち上がりのあるタイプなので汁っけのある料理も大丈夫。

 

うつわが増えると、

料理の幅も広がったように思えるので笑

わくわくします。

うつわの目止め

うつわを使い始める前に、

”目止め”を行います。

 

お米のとぎ汁をお鍋にうつし、

冷たい状態からうつわを浸します。

 

火を入れ、沸騰したら

くつくつとしばらく煮沸します。

うつわがとぎ汁からでているので

全体が満遍なく浸るよう

くるくる回しながら…。

 

うつわは急激な温度変化が苦手なので

中火でゆっくり加熱するといいかもしれません。

 

火を止め、お鍋に入れたまま、

完全に冷めるまで待ちます。

全体が浸るよう、

ここでもくるくる回します。

 

これで目止めは完了です。


うつわは焼きあがった後、

乾燥した状態で売られています。

目に見えない無数の空気の穴があり、

目止めをすることで

粘りのあるお米のとぎ汁がこの穴を埋めてくれるので、

シミやカビが発生しにくくなります。

 

ちなみに

これは陶器に限り、

磁器は目止めの必要はありません。


じつは私は、いままで目止めをしないで

うつわを使っていました。

でも

食事の後はすぐ洗うようにしたり、

しっかり乾燥させてから食器棚に入れています。

いまのところ特に問題はありません。


目止めをしていても

長年使用していれば

食べ物の水分や油分を少しずつ吸収してしまうとは思います。

ただ、それも味になって

自分だけのうつわとして、

愛着が湧いてくるものだと思うのです。


「うつわを育てる」とはよく聞きますが

経年変化も愉しんで、

上手に付き合っていきたいですね。

 

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